№14　手作りこんにゃくの楽しみ

　父が亡くなってから、なぜか無性に食べたくなったものの一つに、手作りこんにゃくがあります。どうしても食べたくて、実家からこんにゃく芋を送ってもらい、家庭菜園で栽培したところ、丁度手頃な大きさ(600～800g)に育ちました。失敗を重ねながらも何とか食べられるこんにゃくが出来たのが３年前のことです。一昨年は100%失敗無しで、作り方をマスター、昨年からはコーラスのメンバー有志を集め、公民館の調理実習室で手作りこんにゃく講習会を開催出来るほどになりました。こんにゃくの生芋については、私のように自分の畑で栽培出来ない人がほとんどですが、最近ではインターネットで簡単に購入することが出来ます。また、10～11月頃群馬、栃木、山梨方面へ出掛けると、道の駅やJAストアー等でも入手出来ます。

　インターネット等で調べると作り方も人それぞれで、どれが正しいのか本当に混乱してしまいます。生芋をそのままおろし器でおろす方法、一度さっと茹でてからミキサーにかける方法とか、ソーダを入れるタイミング、使用するソーダの種類など、ちょっとしたコツをマスターするまで何回か自分で作ってみる必要があります。

　さてここで私の経験から作成した“失敗のない手作りこんにゃくの秘伝書”を特別公開しようと思います。一度この味、この食感を味わえばたちまちはまってしまうこと間違いなしです。