№8　家庭菜園

　耕運機などの農業機械を使うほど広くない畑で、ウィークデーはほぼ毎日、午後４時頃から約１時間ほど農作業をやっております。クワで耕してウネを作り、落ち葉を拾い集めて作った堆肥に苦土石灰や化成肥料等を混ぜて元肥にし、季節の野菜を自分の家族で食べる分だけ多種少量生産しております。

　サツマイモ等は芋そのものよりも、子供の頃からその味が忘れられない、葉柄（ヨウヘイ）が食べたくて作っていると言っても過言ではありません。コンニャクイモも手作りコンニャクにはまってしまいました。シソは葉と実、ピーマンやパプリカも最後は葉とうがらしにして、食べられるところは全て無駄なく食べるように心掛けております。

　農薬は出来得る限り使いたくないのですが、アブラムシ（アリマキ）だけは手で捕れないので、仕方なく一番毒性の少ない農薬を散布します。栽培が比較的楽にできるのは根菜類で、とにかく植え付けた後はひたすら雑草取りに精出すことになります。

　自然に接して移り変わる季節を肌で感じ、野菜や雑草と共に、鳥や虫達の生命活動に感動し、さらに収穫の喜びまで味わうことができる現在の生活スタイルに、小さな幸福を感じている次第です。